【VW T3】出先でのトラブルを事前に防ぐ!日頃意識しておく事とは?

目次
日頃のメンテナンスと事前準備が大切
こんにちは。
突然ですが、皆さんは愛車のメンテナンスをしていますか?
してる、してない、人それぞれいらっしゃると思います。
昨今の国産車なんかは車検時にメンテナンスしておけば、滅多に壊れてしまうということは少なくなってきていますね。(すごい)
ですが、大前提として!
車を安全に乗るためにはメンテナンスが欠かせません!どんなに壊れないと言われている車でも、さすがにノーメンテなら壊れます。
そして、それは当然ヴァナゴンT3にも当てはまるわけです。
これはヴァナゴンT3が壊れるということではなく、どのような車種にも言えるわけです。
今回は現在ヴァナゴンT3にユーザーの方、これからヴァナゴンT3に乗ろうかな?でも故障が不安だな…という方へ
- ヴァナゴンT3で特に多いトラブルのひとつ
- 特に見ておきたいメンテナンス箇所のひとつ
- トラブルの対処が出来るたったひとつの事前準備
をご紹介します!
日頃のメンテナンスと正しい知識、トラブル時の対処方法を知っておけば、出先での突然の故障でも冷静に対処できます!
お出かけの前に、今のうちに事前準備しておきましょう!
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ヴァナゴンT3で特に多いトラブルのひとつが「ベルト切れ」
ヴァナゴンT3に既にお乗りの方は聞いたり、実際に経験されたこともあるかもしれません。
そう、それはベルト切れ。
GAKUYAでも突然の修理入庫で特に多いのがこのベルト切れなんですよね。
ベルト切れは主にベルトの経年劣化やメンテナンス不足、プーリー側の問題による偏摩耗、その他外的用品が重なり起こってしまいます。
そんなベルト切れですが、これが非常にやっかい!ベルトが切れてしまうだけならまだましです。
ベルト自体はまだお手頃価格ですので、交換も簡単でサクッと終わっちゃいますが、ベルトが切れた状態でそのまま走行してしまうと、とんでもないことに…
日常メンテナンスで見て頂きたい箇所とその方法
ベルトが切れたまま走行し続けてしまうと、とんでもないことになると先述しましたが、実際どんなことになるのか?
ベルトが切れてしまった際の具体的なトラブル解説の前に、そもそもヴァナゴンT3にはどんなベルトが何種類使われているのかを解説します。
日常メンテナンスで見て頂きたい箇所
ヴァナゴンT3には主に
の3種類のベルトが使用されています。
これらの3本のベルトの定期的な点検・メンテナンスがヴァナゴンT3と生活する上で非常に重要になってきます!
日常メンテンナンスの具体的な方法
では、どのような点検・メンテナンスをすれば良いかですが、実はこれがとてもシンプルで簡単。特別な工具や知識は必要ありません。
ベルトの張り具合を緩んでないか指で押して確認したり、ベルト本体にひび割れや傷などがついてないか目視で点検する。
どうでしょうか。5分ほどで終わる内容ではないでしょうか。
そして、遠出する前などでも大丈夫ですが、ベルトの引っかかるプーリー部分の清掃も欠かせません。
プーリーが錆びていたり、汚れがついていたり段付きがあったりするとベルトを傷つけてしまい、いくら問題のない綺麗なベルトでもいくら定期的にメンテナンスしていても、早い段階でベルト切れを起こす要因にもなります!
万が一のトラブルでも対処できる事前準備
どんなトラブルが起きるのか?
ここでようやく、ベルトが切れたらどんなトラブルが起きるのかをお話させて頂こうと思います。
基本的に、ベルトが切れてもすぐにエンジンを停止すれば多くの場合はベルトの交換だけで済むことが多いです。
ではベルト切れはどうやってわかるのか?ですが、きちんと初期症状が現れてきます。
リアエンジンからの異音に気付けば一番早いのですが、走行中は気付かないこともしばしば…
そんな異変に気付かない場合最初に現れる変化としては
- バッテリー警告灯が光る
- ハンドルが重たくなる
- 水温がぐいぐい上がる(水温計のめもりが上昇する)
などがおこります。
これらはすぐに異変に気付けるような内容かと思います。
こうなった場合はすぐにエンジンを止めましょう!(周囲の安全確認もお忘れなく)
そのまま走り続けたりエンジンを掛けっぱなしにしていると2次災害として
- バッテリーが完全に上がりきってしまう
- 切れたベルトがエンジンオイルレベルゲージスリーブを巻き込んで折れ曲げてしまう
ちぎれたベルトがエンジンルーム内で暴れて様々なパーツを傷つけることもあり得ます。
※ちなみに、このエンジンオイルレベルゲージスリーブは生産中止部品で入手不可!中古品を探すか(なかなか出てこないです)、現物修理しか今のところ方法はありません…
このように様々なトラブルが起きる可能性があるのですが、1番最悪のケースはエンジンがオーバーヒートしてしまうケース
ベルトが切れた状態でそのままエンジンをかけ続けたり走行してしまったりすると、ウォーターポンプが動かくなりLLC(クーラント液)の循環ができずにエンジンがオーバーヒートしてしまいます。
更にオーバーヒート状態が続くと、エンジン内部にダメージを受けてエンジンフルオーバーホール(エンジンOH)が必要になります。
エンジンフルオーバーホールの場合、なんと約150万円コース!!!
軽傷であれば、もっと費用を抑えられることがありますが、再利用ができるパーツが著しく少ない(ダメージ量が大きい)場合、最大でも150万円ほどオーバーホール代がかかってしまいます。
これは絶対に避けたいケースですよね…
オーバーホール自体も繊細な作業になるのでお時間も3か月から半年かかるケースも…(ファクトリーの込み具合によります)
トラブルの対処が出来るたったひとつの事前準備
こんなトラブルを避けるためには、先述した通り日常の点検・メンテナンスも欠かせません。
しかし、どうしてもベルト切れが起こってしまうこともヴァナゴンT3との生活の中で1回はあるかもしれません。
そんないざという時に、GAKUYAではお得なヴァナゴンT3用のベルト3本セットをご用意!
このベルト3本セットを予備として車内に積んでおけば、突然のトラブルにも対処ができます!
もしもの時でも、十分な備えと早めの対策を行っていただければ、痛い出費を回避することができます!
最後に
とにかく、定期的にエンジンルームを開け、軽い点検・メンテナンスが出先でのベルト切れを防ぐ方法となります。
少しでも異変や違和感を感じられた場合は、すぐにGAKUYAへご相談くださいませ。
大切な相棒で大切な人を乗せて旅に出る。こんなに素敵なことはありません。
快適で楽しい旅になるようにGAKUYAでもお手伝いさせて頂きます。
皆様に素敵なハッピーヴァナゴンライフを!

創業20年以上のVW専門店GAKUYAに2019年1月より中途入社。自社ECの立ち上げから運営・YouTubeなどの動画撮影と企画編集、各SNSの運営管理、SEO対策などWEB全般の業務に従事。自身もVW T6 トランスポーターのオーナーとして個人のYouTubeチャンネルやInstagramにて愛車との生活を発信中。